学校も学生も安心して使用できる学生証アプリ「デジ学」。日本カード製造株式会社(JCM)

企業紹介

当社は1986年の創業以来、群馬県高崎市の製造工場を拠点に診察券・学生証・会員証・ポイントカード等カード製造販売を主業務として今日に至ります。
印刷版の制作から印刷、加工までの一貫した生産体制を自社で有しています。

環境配慮への一環として、ecoカードの製造・普及に取り組むとともに、現在はカードの機能をデジタル化する事でプラスチック使用量削減に繋がる、デジタルカード発行システムの開発に取り組んでいます。           
カード社会の一端を担う企業として社会的責任の重さを認識し、常識にとらわれず新たな事にチャレンジし続け、社会に貢献できる企業を目指しています。

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SDGs取り組みの経緯・背景

カード製造工程において排出される廃プラスチックの多くはリサイクル処理を行っていますが、リサイクル不可能な廃材は産業廃棄物として埋め立て処理されています。
これらを少しでも削減できる方法はないかと模索し、数年前から脱プラスチックへの取り組みとして代替素材を使用したecoカードを開発、提供してきました。

そのなかで「もっと使用量を減らすことはできないか?」を社内で熟考した結果、
プラスチックそのものを使用しないカードの新しい形として、学生証等の身分証をアプリで完結するデジタルカード発行システムとアプリの開発に着手することになりました。

具体的な取り組み

デジタル学生証発行システム・学生証表示アプリ「デジ学」

当社がシステム開発している学生証アプリ、「デジ学」は、デジタル学生証の略語です。発行システムを学校、所持する学生にスマートフォンアプリを使用していただきます。
発行元の学校にも、所持する学生にも安心して使用できる環境を整えることがシステム開発の大きな課題でした。
なりすましなどの不正行為ができないセキュリティの仕組み、安定して使用できるサーバー環境など、スマホアプリに求められる信頼を考えられる限り追及しています。

また、アプリ内で学校と学生がつながる双方向システムの機能を備え、学校からの連絡事項を学生全員に発信、また個別の学生に発信することも可能となります。
緊急事態の連絡網として利用することもでき、学生証だけでない付加価値を有するアプリとなりました。

今後の展望

企業として、SDGsは『自分たちもターゲットで自分たちの問題だよ」というメッセージを、デジタル学生証を通して長期的に発信していきたいと考えています。

また、少し別の視点になりますがカード作成のメインオペレーション現場では、大型の機械(印刷機やプレス機)を取り扱うことから男性従業員中心の作業形態が常態化しています。
カードの機能をデジタルに置き換える事により働き方改革に繋がるのではないかと考えています。

デジタル化する事でデスクワークの割合が増えれば、そこに新たな雇用の創出、テレワーク業務を推進する事も可能となり女性の活躍にも貢献できます。
目標の5.「ジェンダー平等を実現しよう」その中でも5.b「女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する」に大きく寄与できるのではないかと思います。

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