みなさんは革命家と言われて思い浮かぶ人はどんな人でしょうか?
今回は今、スポーツの世界にてその革命を起こそうとしている人物、株式会社スポスタ代表取締役 櫻又卓さんの登場です。
革命のきっかけは2011年、東日本大震災
お話は櫻又さんが21歳の頃に遡ります。
21歳の櫻又青年は、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」に影響を受け、いずれは自ら独立を目指しながら、大阪で10年間、広告業界で企業プロモーション担当していました。
そして、運命の2011年、満を持して起業をします。その内容は、チャリティーオークション事業でした。社会性の高い事業をとの想いで、社名はパブリックオンサイン。「皆の道標べになるような事業にしたい」と意味を込めました。
櫻又さんはその会社にて、海外の新興国で自分の好きなところに寄付が出来る仕組みを作り上げました。その当時にしては、珍しい事業でした。社会起業家の先駆者的な取り組みですね。
2011年3月1日に会社を立ち上げ、社会起業家の先駆者的な取り組みをはじめた10日後、東日本大震災が起きてしまいます。
日本の危機を目の当たりにし、サービス内容を震災復興向けに方向を転換しました。東北へボランティア支援活動も積極的に行い、サービスの普及に腐心をします。2012年は大きなチャンスが巡ってきました。
経営者が多く集まる会へ参加したことがきっかけで、復興義援金募集のプレゼンの機会を得たのです。そこで声をかけてくれたのが、公益社団法人日本サッカー協会方でした。
第2の転機
公益社団法人日本サッカー協会も、ぜひ復興支援をしたいとのオファーから繋がり、今度は一般社団法人日本サッカー後援会のファンクラブの運用の依頼へと繋がっていきます。
これを契機に様々なスポーツ関係繋がりや経験が多くなっていきました。そんな中、櫻又さんは衝撃を受ける出来事に出会いました。
2012年のロンドン オリンピック・パラリンピックで見かけた低所得の為に渡航費がまかなえない問題など、困窮をするオリンピアン・パラリンピアンの現状です。
その現状を目の当たりにし、この現状を改善する為に始めたのが、アスリートの為の、アスリートが使い易い「スポスタ」でした。
スポスタの役割とは
www.spo-sta.com
スポスタでは、個人・企業より活動に必要な資金調達がインターネットを使って集めることができたり、ファンクラブの構築・運営、オンラインショップの開設・運営、寄付、スポンサーページなどの機能が全て無料で使えると言う画期的なサービスです。
現在、600名のアスリートが登録・利用をしており、直近で1,000名のアスリートの登録を目指されています。
登録者はプロスポーツ選手、チーム、オリンピック・パラリンピック選手、これからの若きアスリート、トップリーグを目指すクラブチーム、大学など多岐に渡ります。最年少は10歳の男の子が登録、14歳の女の子にビッグスポンサーがついた実績もあり、その可能性は無限大です。
その他、スポスタでは、アスリートのファンミーティング、感謝イベント企業、商業施設でのスポーツ教室などでアスリートの活躍を支援しています。
(後半へ続く)