「この時代に銭湯文化を」大手企業を脱サラして銭湯業界に踏み入れたワケとは

銭湯という日本伝統文化が消滅していく中で、既存の価値をアップデートさせて若者・海外層に普及していく様なイベント企画をしております。
例えば、小さいお子様には銭湯という場に馴染みがないので、駄菓子屋さんとコラボさせて頂き、銭湯の敷居を低く感じて頂き、銭湯に子供達が流入して行くことを促してます。
また、直近だと銭湯の屋上が捨て地だったため、屋上を利用してのイベントも企画してます。

プロフィール


山本浩人
富久の湯運営・企画。
法政大学建築学科卒業。
20才:世界一周の船旅”ピースボート”乗船。
21才:キャンピングカーでのアメリカ横断。
大学卒業後は、オープンハウスの注文設計士として20件の住宅を設計。
銭湯経営に興味を持ち、200件に電話をして富久の湯の運営を始める事をきっかけに脱サラ。
以降富久の湯でのイベント企画・運営に努める。

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この事業に至った経緯

社会人の時、休みの日に友人と一緒に行った銭湯がとても気持ちがよく、色んな話をしてリフレッシュ出来たので銭湯文化に興味を持ち始めました。
その頃、僕は独立して自分の価値ある事業を創りたいと考えていたので、銭湯でなにか新しい価値を世の中に生み出せないかと思い、友人と銭湯経営に乗り出しました。
僕たちには銭湯業界へのツテも何もない一般人であったため、銭湯稼業を引き継がせていただける銭湯を、東京の銭湯片っ端から電話を掛けていき探し始めました。
約200件ほど掛けた中で富久の湯オーナーのみ快いお返事を頂けて、現在富久の湯の運営をさせて頂いております。

事業を行う上で経験した苦悩や問題

主に人間関係の部分で悩みました。
友人と運営をはじめて、互いの仕事に対する価値観の相違が顕著に現れていき、お互いにストレスを感じ毎日ぶつかっていました。
それに伴い周りの人間も振り回してしまい、周りもストレスを感じ、もうカオスの状態がずっと続いてました。
僕は、人の上に立って指導をするような器も人間性も信用もなかったのでなおさらだったと思います。
初めは、お互い頑固だったので一向に引かずに意見をぶつけるだけだったのですが、最近は互いの性格はわかってきたのでうまく折り合いをつけながら議論をしてます。

サービスを通じて、伝えたいこと

とにかくお客様には銭湯という文化をもっと身近に感じて頂き、お湯に浸かるだけの空間ではないことを実感して頂きたいです。
銭湯も色んな色を持つ銭湯が有り、それの好みはお客様それぞれなので、いろんな銭湯を回って頂き、自分好みの銭湯を見つけて頂きたいです。
それを見つけたら、通い詰めて銭湯の良さを後ろの代に伝えていく人になって頂く。ここまで来たら、銭湯の文化は廃れずに残っていくと思うので、僕はとてもやりがいを感じると思います。

今後の発展

銭湯文化を沢山の人に知って頂き、実際に体感していただきたいです。
特に現代社会はストレスで蔓延しているので、長くお湯に使って身も心も少しでもリフレッシュして自分という資本を大切にして頂きたいです。
その為に、たくさんの要素を銭湯に取り入れ、若者・海外層に少しでも身近に感じていただけるイベント企画をしていきます。
発展の意味合いですと、僕が最近初めたYou Tubeが銭湯vlogの動画を上げているので、そのチャンネルがもっと大きくなって銭湯っていいじゃん!と思って頂けるようにチャンネルを大きくしていきたいです。

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