20代の5割以上が歯周病予備軍？誰も教えてくれない歯の健康の真実 |

突然ですが、歯医者さんに行くのが好きな人はいますか？
こう聞くとほとんどの方がNOと答えるでしょう。
例え歯医者さんであろうと、病院に行くのは気が乗らないものです。
私もこどもの頃は歯医者さんに通って虫歯の治療をし、歯並びの矯正もしてもらっていました。1日2~3回は歯を磨いているし、何も心配ないと思っていました。
しかし新橋のデンタルオフィスのかとうかずこ先生の取材をさせて頂いた際に、一抹の不安を覚えたのです。
「歯周病は20代でも確実に増えています。減る傾向は全くありません。矯正すると噛み合わせの変化で、歯周病になってしまうこともよくあります。」
矯正をしていた私は、その場で先生に診察をお願いすることにしました。

かとうかずこデンタルオフィスでの治療①入念な歯のチェックから予想外の診断

まずは入念に歯のチェックをして頂きます。
虫歯の有無、磨き具合、歯周ポケットの深さ、レントゲン、そして体の歪みまで…
初診で1時間ほどかなり丁寧に時間をかけて下さったのですが、まずはこの検査の多さに驚きます。
当然、初診だけで終わる項目ではありません。
先生は私の歯を見て第一声「これは….」と仰っていました。
ちょっと不安になる編集長。体のためならどんなことでも受け入れます。
私の診断はまさかの「歯周病初期」でした。
歯磨きの甘さもあり、体の歪みも自覚はあったものの指摘されるほどではないと思っていました。
特に先生が気にされていたのが「噛み合わせ」だったのです。

かとうかずこデンタルオフィス診断②矯正による噛み合わせの弊害

「矯正は前歯の見た目だけを気にして行うものが、85%というデータがあります。もともと自分の骨格通りに生えていた歯を、無理やり矯正をして綺麗に見せているんですよね。歯並びがよくても噛み合わせもいいかどうかは、また違う話です。」
実は私は、数ヶ月前に別の検査で歯の噛み合わせのチェックをしていて、診断結果がまさかの最下位の判定だったのです。自律神経まで影響が出るレベルだと書いてありました。
しかし私は矯正もしていたのでさほど重要でないと思ってしまい、深く考えないようにしていたのです。
やっと先生の話で、その深刻さに気づきました。

かとうかずこデンタルオフィスでの治療③歯磨きにかける時間は？

さて、みなさんは歯磨きにどれだけ時間を使っているでしょうか？
私は正直、5分弱でした。
「歯磨きは最低10分以上かけて下さいね。難しい歯並びだと20分以上かかる人が多いですよ。」
先生の言葉をはじめは信じられませんでした。
しかし教わった通りに、普通の歯ブラシ、小さい歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを使い、歯の表面だけでなく歯と歯茎との間まで丁寧に行いました。

使用している歯磨きセット

全てを忠実にやっていくと、確かに30分近くかかります。
はじめは忙しい日々の中で、これを続けていくのは大変だと思いました。
しかししっかり磨いた後のツルツル感を一度知ると、丁寧には歯ブラシをしていない状態が気持ち悪く感じるようになったのです。

歯のバランスが整うと体のバランスも変わる

噛み合わせに問題がある私はマウスピースを夜に着用することになりました。マウスピースを歯にはめたその瞬間から、その大きな体の変化に驚きを隠せません。
歯の高さが揃い、左右のバランスが取れていることだけで、体全体のバランスも整ってきたのでしょうか。
マウスピースをつけただけで、体の動く幅や柔軟性が大きく楽に変化したのです。

食事、睡眠、ストレス…口の中に変化をきたす様々な要因

なぜ虫歯や歯周病になるのか？という疑問を解決していくためには、歯の状態だけではなく根本的な原因を考えることが必要です。
虫歯になったのは乱れた食生活のせいなのか、歯周病になった原因は歯ぎしりのせいなのか、生活が不規則で睡眠がきちんと取れていないせいなのか…
口の中は体調を写す鏡だと先生は仰っていました。
健康を保っていくためには、起こった事象に対して様々な状況を考えていくこと、
尚且つ、普段のベストコンディションを自分で知っておくことが大切なことなのですね。