ドローンレース日本代表 須藤公貴さん「ドローン技術×撮影」で新たな動画市場開拓へ

こどものなりたい職業ランキングでも常に上位に食い込む、職業「パイロット」。
今宵はITやAIの発達で、そのあり方も大きく変わってくるかもしれません。
独自で技術と知識を磨き上げ、日本で数人しかいない専門のドローン撮影を職業にされているのは、
ドローンレース日本代表でもある、DroneEnjoy代表の須藤公貴さん
ドローンレースの選手でありながら、ドローンを使った仕事の可能性を追求されていく、須藤さんの新しい働き方に迫ります。
(インタビューアー・編集長 鳥巣愛佳
須藤公貴さんプロフィール
株式会社BlackStone代表取締役。
ドローンエンジョイプロジェクト代表。ドローンとGopro、映画撮影用カメラを組み合わせて、滑らかな撮影かつ迫力ある映像を撮影・編集を行う。
2018年7月 株式会社チュプチニカ主催 JDRA ドローンレース5位
2018年9月 DSI 世界ドローンレース大会 日本代表
2018年10月 JDL R6 エキスパートクラス準優勝

圧巻のスピードとテクニックで勝負!ドローンレースとは

ードローンに競技があること自体を初めて知りました。実際はどのように競技会が開催されるのでしょうか?
須藤さん:時速150kmを超える速さドローンをいかに速く、正確に操れるかを競うスポーツがドローンレースです。世界各国はもちろん日本でも大会が開催されており、近未来的なスポーツとして注目を集めています。


ー操縦テクニックと動体視力や戦略で競う競技だそうですね。普段の練習はどのようにされてありますか?
須藤さん:日本だと法律が厳しく、公共の場所でドローンを飛ばすことができないので、河原や広い場所で練習をしています。料金を払って練習をする場合もありますが、そうでないときもあります。練習環境も様々です。
ードローン競技に夢中になったきっかけを教えてください。
須藤さん:もともとスキーの選手だったのもあり、スピードを感じることが好きだったのでしょう、ドローンをもっと早く器用に動かしてみたくて2年前に競技に挑戦しました。日本の競技人口は500名程度でメジャーではないのですが、それでも10代・20代の選手が活躍しています。海外では10万人以上の競技人口がもいるとも言われていますし、これからどんどん盛り上がる競技だと思っています。
ドローンレースの様子です。
ーレースに挑みつつ、仕事としても可能性を広げていかれる須藤さんの活動は、他のスポーツにも応用が効きそうですね。
須藤さん:マイナーならではの大変なこともありますが、まだ未開拓なジャンルなので自らチャンスを広げていけるというのも魅力のひとつかもしれません。ドローンの操縦技術は絶対的なものなので、それにカメラの勉強を加えて、クライアントの要望と擦り合わせられればビジネスになりますからね。

機械・操縦・法律・天気・カメラの知識を駆使して


株式会社インディヴィ会社紹介&BBQ
須藤さんが行っているドローン撮影は、日本で数人しかいない小型のドローンを操りながらの特殊な撮影です。

ードローンを趣味で飛ばして撮影している人は多いですが、レースや撮影においての奥深さはどういったところでしょうか?
須藤さん:実はドローンを専門的に扱うのには、様々な勉強が必要なってきます。ドローンも自分で組み立てるのですが、部品は海外品なので集めるのにも一苦労ですね。機械や電気の知識もいります。操縦の練習はもちろんですが、ドローンの法律についても知っておかないと、何かあっては迷惑かけてしまいますからね。
ー練習できる天気も場所も考える必要があるのですね。法律というのは意外でした。
須藤さん:法律は国やドローンの種類によっても違います。実はこのドローンだと「おもちゃ」の部類に入るので、どこでも飛ばせてしまうんです。
手前の小型ドローンで撮影をされているそうです。
ーすごく小さいですね!これがおもちゃの部類にはいるだなんて、なんだか不思議な感じです。
須藤さん:この細かいのも組み立ては自分です。私がドローンを始めた2年間でも競技のルールはどんどん変化していますし、カメラマンとしてもクオリティの高いものが撮影できるように勉強あるのみですね。
ドローンはすべて須藤さんの組み立て。それぞれのバッテリーも常備されハンダ付けの機械も常に持ち歩いてあるほど本格的です。

実際の撮影動画。ドローン動画の魅力とは

ー先ほどの撮影動画も動画で見ているはずなのに、まるでVRを見ているような感覚になります。
須藤さん:この小さいサイズのドローンだからこそ、角度や広さ、スピード感や細かさが演出できるのですよね。スピード感もそうですが、迫力や臨場感がすごいので特に男性は一回はまったら病みつきになってしまいます(笑)
ー確かに、メカやゲームが好きな方にはたまらないですよね。
須藤さん:競技用のドローンだと150km/h出るのですが、小型のドローンならではの見える景色がそのまま動画になるので、撮影も楽しいですね。苦労することといえば、部品を海外から取り寄せて、組み立てて試して、また取り寄せて試して…と作り上げるのに試行錯誤をすることでしょうか。予備も常に常備しているので家に15台くらいドローンはありますね。
ー日々勉強だと仰っていましたもんね。ドローン撮影のやりがいはどういう時に感じますか?
須藤さん:誰もやっていないことをやるのが好きなので、やりがいは常に感じます。仕事になるまでにかなりの労力がかかるので、参入障壁が高いのも、自分たちでマーケットを作っていく楽しみもありますね。ビジネスにならないと思われているものを、ビジネスにしていく喜びもあります。

プロフェッショナルなドローン撮影を通じて成し遂げたいこと

ー須藤さんの撮影した動画を見ていると、写っている景色はもちろん人たちの笑顔も印象的でした。
須藤さん:そうなんです。真新しいものを見上げる人たちの顔って自然な笑顔になるんですよね。もちろん自然体な様子を撮影していても、素の楽しい状態を撮影できます。自分の技術で仕事ができて、みんなに喜ばれるのは最高です。
ー今後はドローン競技×撮影でどういったことを見据えていますか?
須藤さん:まだ小型のドローン撮影での認知は低いのですが、だからこそマーケット開拓は慎重にいきたいと思っています。需要が増えたせいで、クオリティを落としてしまうことはマーケットの成長にもつながらないので、まずは私たちのチームでクオリティを保って開拓していきたいですね。後輩育成などもそのあとに考えています。
ー近未来的な仕事の可能性や、仕事の作り方についても非常に勉強になりました。ありがとうございました!

編集後記

取材最中にも、多くの方がドローンを横目に通り過ぎていくほどドローンの近未来的な可能性は大きいのだと感じました。
スキルの組み合わせで新たなマーケットを開拓していく、リアルな起業ロールモデルとしても、今後の展開がとても楽しみです。ありがとうございました。
(インタビューアー・編集長 鳥巣愛佳
ドローンエンジョイプロジェクト
HPはこちら
YoutubeFacebookinstagram

ABOUTこの記事をかいた人

ASSIST編集長。早稲田大学商学部卒、競技エアロビックはじめダンス歴17年の経験を生かし4~90歳の運動指導に従事。女性のためのヘルシービューティをプロデュース。 2014年インターナショナルエアロビックチャンピオンシップ日本代表。 2015年学生エアロビック選手権優勝。 フィットネスウエアブランド「CLAP」ライダー。 複数のウェブメディアを立ち上げ13億円のメディア売却事業にも携わる。