事業創造への挑戦に、応援と資金が集まる社会をつくりたい──。
CAMPFIRE Startupsは資金調達をしたいスタートアップと、全国のエンジェル投資家を繋ぐ株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」を運用しています。
今回のインタビューでは事業開発の第一人者として活躍しているイノベーション推進部 部長の市原楓さんにインタビューしました。事業への熱い思いとタフさを兼ね備えている楓さん。彼女の情熱の内側に迫りました。
プロフィール
市原楓
株式会社CAMPFIRE Startups
経営戦略本部 イノベーション推進部 部長
1991年生まれ。
埼玉県志木市出身。聖心女子大学英語英文学科卒業後、グリー株式会社にて、ゲームプランナー、スマホアプリのQA(Quality Assuarance/品質管理)を経験した後、新規事業Fanbeats(ファンビーツ)の立上げメンバーに抜擢。法人営業、プラットフォーム全体のQA責任者、購入型クラウドファンディングのコンサルティング・企画を経て事業責任者に就任。
2021年6月より株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」を運営する株式会社CAMPFIRE Startupsの初の事業開発メンバーとしてジョイン。
2022年新設部署、イノベーション推進部 部長に昇格。
大手IT企業からベンチャー企業へ転職。新規事業へチャレンジする魅力
ーー初めての転職とのことでしたが、CAMPFIRE Startupsにジョインした理由をお聞かせください。
「CAMPFIRE Angels」立ち上げメンバーのお話を聞き、金融×クラウドファンディングという新しい領域とスタートアップに特化したクラウドファンディングの事業内容にたいへん魅了されました。当時まだ事業が立ち上がったばかりで、ここから伸ばして行くところ。新規事業立ち上げの経験を活かし、このフェーズに挑戦したいと思いました。
ーー楓さんにとって大手には無いベンチャー企業の魅力とは。
新たなチャレンジをし続け、常に今の自分を超えていけることです。そういった意味では裁量がある点もベンチャー企業を選んだ理由の一つ。ただ、どんなに任せてもらえる範囲が広くても結果を出さなければ意味がないので、どんどん結果を作っていきたいですね。
スタートアップの資金調達。
株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」とは
ーー株式投資型クラウドファンディングとはどのようなサービスですか。
株式投資型クラウドファンディングは、非上場会社の資金調達を実現するプラットフォームです。投資家はプロによる厳正な審査を通過した、将来性豊かな非上場株式に投資することができ、インターネットを通じてスタートアップの株主になることができます。
私達は日本中のスタートアップと個人投資家を繋ぐ役割を担っています。
ーーどのような点において競合他者と差別化を図っているのでしょうか。
一つ目に、日本最大級の規模を誇るクラウドファンディンググループ、CAMPFIREに属していること。
CAMPFIREグループでは購入型、寄付型、融資型、そして私たちの株式投資型など多種多様のクラウドファンディングがあります。各々のフェーズに合わせてベストなクラウドファンディングの利用が可能です。
また、購入型と株式投資型を併用し、わずか2ヶ月間で合計4,600万円程の資金調達に成功したケースも。クラウドファンディングを組み合わせ、よりエンゲージメントの高いファンや応援株主の輪を広げ、包括的な資金調達の場を設けることができます。
二つ目にCVCやVCと連携した協調投資ができること。
現在私達はパートナーシップの提携に力を入れており、更なるスタートアップの資金調達の可能性を広げています。
例えば、社会解決型VCのtalikiさんと共に共同で資金調達をしたスタートアップがあります。
VCとECF(株式投資型クラウドファンディングEquity Crowdfundingの略) がタッグを組むこと自体、業界では初。より多くの方に周知していただくことができ、スタートアップの資金調達の可能性を変えた事例でした。
【記念対談】VC×ECF 共同資金調達 。 障害や難病を越え、誰もが自分らしく生きられる世界を目指して。|CAMPFIRE Startups 公式note|
資金調達にチャンレンジしたいスタートアップにとって、株式投資型クラウドファンディングはあくまでも手段の一つ。当社は総合的なファイナンスサポートを提供し続ける会社でありたいと思っています。
新設部署の部長に抜擢。部署とともに自身も成長し続ける。
ーー2022年1月の新設部署イノベーション推進部について教えてください。
イノベーション推進部は事業開発の部署で、新たな事に積極的にチャレンジし事業がより革新的な成長を遂げる可能性を持っています。
直近ですと、渋谷区が運営するスタートアップ支援コンソーシアム「Shibuya Startup Deck」の運営業務を受託させて頂くことになりました。
日本を代表する企業も多数含む、80社を超える加盟企業を巻き込んで、渋谷区を「官民+市民連携」のスタートアップエコシステムを生み出していきます。
株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」運営のCAMPFIRE Startups、渋谷区のShibuya Startup Deck運営業務委託の公募型プロポーザルで採択
ーー今後の展望をお聞かせください。
部長を務めているイノベーション推進部をより大きい組織にし、会社において重要なポジションへと昇格させたいです。部署の成長は同時に自身の成長を意味しています。自分の出来ることをどんどん増やしステップアップしていく。その為にはチームメンバーに裁量を持たせていき、チーム全体の力をブラッシュアップする必要があります。チーム力をあげていくこともミッションの一つですね。
私個人としてはプレイヤーを早く卒業し、5年以内には社長になりたいと密かに思っています。これは単純に偉くなりたいという意味ではなく、自分が責任のある立場で事業を担い、その事業を成功させる経験をしたいのです。もちろん事業を展開する上では収益を上げ会社として成り立たせることが重要。いずれは途方もなく大きな利益を生み出してみたいですね。