アナウンサーから会長秘書へ。元エアロビック選手川口まゆのライフワーク

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今回は元アナウンサーで大手化粧品会社の会長秘書をされている、川口まゆさんのライフワークに迫ります。
(インタビューアー・編集長 鳥巣愛佳
川口まゆさん
1993年5月28日生まれ。三重県出身、法政大学スポーツ研究学部卒業。
新卒でアナウンサーを経験し、現在は大手化粧品会社にて会長秘書を務める。
元競技エアロビックの選手として活躍。
JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会in袋井2010 優勝
全国フライト・エアロビック選手権大会2010/2011/2013 優勝

Q1.現在の仕事のやりがいについて教えてください

大企業のトップの方に近しいところで、仕事に取り組む姿勢やその雰囲気を感じられる場所に自分がいられることは、すごくやりがいに感じます。
転職したばかりなので、はやく会社を支えられる一員になりたいです。

Q2.仕事において大事にしている3つのこと

①責任感を持つこと

アナウンサー時代は特に、自分がミスをしたら周りの人に迷惑がかかるような仕事をしていました。
そのため、どんなことでも責任を持って取り組む姿勢は崩さないでいます。
みんなどんな小さいことでも何かしらプロフェッショナルな部分ってあると思うんです。そこを大事に自分と相手に向き合っていますね。

②柔軟性を持つこと

アナウンサーの経験を現在の仕事に生かすという点でも、
自分にしかできない雰囲気づくりや対応の仕方を意識しています。
単純作業に見えても自分にできる強みを生かして、課題をもって取り組むことで、より多くの価値を生み出せると思いますしね。転職したばかりですが、会社のトップの方の補佐だからこそ、そういうところを探りながら仕事に向き合っています。

③清潔感を保つこと

自分のイメージが情報のイメージになってしまうので、服装や立ち振る舞いには気を使っていました。
ただ清楚でいればいいということでなく、誰が見てもまっすぐその人の心に溶けこめる人になりたいんです。
先入観があったら本質を伝えられないと思っているので、そういう点ではアナウンサーと会長秘書という仕事は通じるところはあるかなと。
難しいところではありますが、個性とやるべきことのバランスは大切にしたいです。

Q3.アナウンサー時代と今を比べてどんな変化がありましたか?

今の働き方はオンとオフがはっきりしているので、自分のやるべきことの着地点がわかることは働きやすい環境だと思っています。
力を最大限に発揮できるポイントがわかるので、集中しやすいです。
アナウンサー時代は生活が不規則でしたが、その分たくさんの成長できる機会を頂きました。
いつも自分のことで精一杯で心から信頼できる友達が少なかった私が、他の人のことに興味を持てるようになったり、生放送でイレギュラーなことが起きても即座に別の対応を考えたり…
リスクヘッジをしながらも、失敗を恐れずに挑み続けるような度胸がつきました。
 

Q4.競技エアロビックの選手だったとのことで、11月に全国大会に出られるそうですね

6~21歳まで、競技エアロビックという器械体操の一種であるマイナースポーツを本格的にやっていました。
引退して4年後の今、まさか自分が復帰するなんて思ってもみなかったんですが(笑)
ライバル同士だった仲間をSNSを通じて仲良くなって、その仲間と一緒に全国大会のステージに再び立つことになりました。
(右から:川口さん、ASSIST編集長の鳥巣、構美穂さん、山本希愛さんの4人で結成された名古屋県大会代表の「RETURN WOMEN 93」)
8月に名古屋代表が決まり、11月3日に大田区総合体育館で行われる全国大会へ出場する。

Q5.現役からの復帰、仕事をしながらの大会出場はどんな思いがありますか?

元々、競技エアロビックは自分の中で精一杯やりきったものだったので後悔もなく、また同じスポーツをやりたいとも思わなかったんです。
しかし、今まで違う環境で練習していて、ライバルとして大会に出ていた仲間とチームを組んで踊るということに、新鮮味を感じてワクワクしました。
エアロビックは小さい頃からやっているため、とても身近で好きには変わりのないものです。
それと同時に自分の中でやり終えたものだから、それ以外の別のものに打ち込みたいな〜なんて思っていたのですが。
楽しいことをしようって気持ちに、素直になってみました(笑)

復帰には体力的にもパフォーマンスの出来栄えに関しても、怖さはありましたね。
競技エアロビックを本気でやっていたからこそ、自分自身の落差を知るのが怖かったです。
でもその怖さも、引退して数年経ち「エアロビックが好き」という理由だけで集まった仲間と一緒だったから、共有できました。
東京と名古屋から集まった仲間の存在には、心打つものがありました。
我武者羅に頑張れる環境が会社以外であるのは、いいことだと思います。

Q6.恋愛と仕事、プラベートのバランスは?

全部楽しみたいですね(笑)
でも全部を自分が求めてしまうと、自分自身が今度は疲れしまうので、お誘いがあれば行くというスタンスです。
時の流れに身を任せつつ、自分の気持ちだとかこうしたいという思いは強くもっています。

Q7.理想の男性像、恋愛との向き合い方について

何かを頑張っていて、芯が強い人が好きですね。
自然体でありのままの姿を出してもらえる人だと、自分も素を出せるからいいなと思います。
あとは、失敗を笑いに変えて吹き飛ばしてくれる人が好きですね!

Q8.川口さんが憧れている女性はどんな方ですか?

競技エアロビックでお世話になった恩師は今でも憧れの存在です。
人のことをしっかり見てるけど、全部を言わなかったり。タイミングよく鋭く突いてくださるようなとこが好きでした。
自分の好きを仕事にしていて、みんなに愛される存在だというところも、憧れの理由のひとつですね。

Q9.将来の夢や目標、キャリアビジョンは?

プライベートでは、自分が育った環境に似た家族を作っていくことが理想です。
アナウンサーもやりきって今のステップにいるので、いまのところはキャリアビジョンは特にないですね。
その時なりたい自分に、必ずなります。
それこそ流れに身を任せていた方が上手くいくことはあるので、キャリアを決めてたらもったいないなって思います。
これからもそうして生きていきたいです。

編集後記

柔らかで優しい見た目の奥にある芯が、ものすごく強くてしなやかだと思いました。
何事もやり遂げてきた彼女の「その時になりたい自分に必ずなる」と言う言葉には、強い説得力を感じます。
アナウンサーという華やかな世界から一変、
新たな環境でも彼女の魅力が光っていくことがとても楽しみです。
エアロビックの大会も、共に頑張りましょう!
川口さんとASSIST編集長の鳥巣が出場する
「スズキジャパンカップ2018 第35回全日本総合エアロビック選手権大会」
11月3日(土) 大田区総合体育館
詳細:日本エアロビック連盟公式HP
(インタビューアー・編集長 鳥巣愛佳

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